明け方、晴太がしくしく泣いている声で目が覚めました。
怖い夢を見ているようです。
晴夫と一緒にベットから晴太のお布団に移動して、晴太を真ん中にサンドイッチで挟むようにくっつき、「大丈夫だよ、怖くないよ」と声を掛けました。
目を覚ました晴太が、怖い夢を見たのだと言いました。
雨子が死んでしまったそうです。
夢で死んじゃった人は、長生きするから大丈夫だよと言いました。
雨子も子供の頃母が死んでしまう夢を見たことがあります。
「夢で死んだ人は、逆に長生きするから大丈夫なのよ」と言うのは、雨子の母が雨子に言った言葉でした。
ちょっと安心した様子の晴太。
三人でくっつているうちに、くすぐりっこになって、結局そのあと眠れませんでした。
そうだ(いつも我がままだけど、雨子のために泣いてくれて感動しました)沼津に住もう★